FT9月22日 2008
Downturn puts brake on Russia car boom
かつての熱いロシア自動車市場が、他の国同様難しい局面に差し掛かっている。
石油価格の下落、株式市場の混乱によりロシア市場から製造会社が撤退している。
日本、米州、欧州の大市場でも弱った需要の不足を補っていた中国、インド、ブラジル、その他3大自動車市場も既に需要はスローダウンしている。
昨年250万台だったロシア自動車販売はまもなくドイツ、欧州の大手自動車販売をしのぐだろうと予想していた強気の自動車アナリストも今、見直しを進めている。
欧州の自動車コンサルタントは、ロシアの8月の販売台数は、グルジア問題などにより年間で6%下落、7月比22%下落を伝える。また、ポーランド、チェコなどの販売も9.3%低下しており中央ヨーロッパはいい環境ではないとコメントする。
デトロイト3は、ロシア市場で好調だ。外国トップブランドのGMシボレー、フォードのフォーカスはロシア自動車以外でトップセールスだ。またロシアで欧州メーカーの内トップ2の一社であるフランスのルノーはActovazの株式をブロック取得した。
ロシアの自動車販売は、今年2桁成長を達成すると伝えられている。これは中国、インド、ブラジルなど不振な市場に比べて良好だ。
SCMワールドワイドのアナリストは、「ロシアの生産台数は、他の欧州のように急速に低下しないだろう」という。
しかし、GM,現代、日産、スズキなどのSt Petersburgに工場を開く計画に対しては何らかの影響があるだろう。PSA、三菱は既にVWが工場を持つKalugaに工場を建設中。
写真のグラフ ロシア自動車販売成長率 (年間変化率)
2008年2月 56.6%
2008年8月 6.5%
JDPower&Associates
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