10/10/2008

スペイン,オーストラリア :金融不安

FT08/0919

7月に破綻したスペイン大手不動産会社の不良債権により、スペインの銀行の不良債権が急速に増えている。これは、スペイン中央銀行(Bank of Spain)が発表した。またスペインでは5年ぶりの不良債権増加だとも伝えている。
UKとUSの混乱(Turmoil)には直接関係ないがスペインの不良資産がスペイン経済を圧迫している。
7月には、不良債権が9Bilユーロ増加(1兆3千億円)し、40.8Bilユーロまでに膨らんだ。政府は住宅関連への支援を発表している。

注:アメリカの金融危機によりイギリスがかなり被害を拡大している。またイタリア、スペインなど不動産を中心に不況が拡大している。欧州経済固有の不況が懸念される

オーストラリア; マッコリー銀行も危機か

オーストラリアの最大の投資銀行、マッコリーグループが今回の世界的な信用不安により、債務返済に儀面がもたれている。マッコリーグループ本社は、FTの取材に対して、No Commnetとしているが、株価が昨日23%下落、年間で65%下落(Pummelled)した。
オーストラリアの主相は、同国の金融機関は健全であり他の国のクライシスとは異なるとコメントを出した。しかしマーケットの信頼を回復する事はできず、商業銀行のオーストラリアナショナル銀行まで5.3%下落した。

Babcock&Brown社も債務返済力に疑義を持たれマーケットで大幅に売られている。

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